The Future Circle

Akinoriderのブログ。主に音楽・映画・本など、サブカルチャー/カルチャーについての感想。

ハイ・スタンダードのライブに行った。

チケットを余してる友人がいて誘われたので何も考えずに即答。

ハイスタのライブに行くのは初。僕は35歳なので高校時代にハイスタは流行り始めていたがその頃パンクロックには全く興味がなかったので、ハイスタとの出会いは大学の部活の歳上の同期に教えてもらったことだった。Making The Roadだったと思うが、とにかく衝撃だった。ハマった。今でもハイスタを聴くと、同期の中で唯一車を持ってたそいつのカローラの中で、部費稼ぎのバイトに行く途中、みんなで合唱してた記憶が鮮明に蘇る。カラオケでStarry Nightを歌うとみんな健くんのハモリの方を歌いにいってハモってなかったよな。


そんなハイスタがその時すでに沈黙してたのは悲しかったけれどハイスタとの出会いが自分の聴く音楽の幅を大きく広げてくれて今の自分に繋がってると思う。それから15年余り経ってmosh pit kidsも卒業して、最前列のブロックだったのに一番後ろで観てたけれど、Starry Nightやった時はついモッシュピットへ突進して久しぶりに身体をぶつけ合った。

そもそも初めて観るハイスタのライブに感慨なんてなかった。はじめまして、楽しかったからまた行きたいです。そんな気持ち。

MCを観てても仲良しこよしのバンドではないんだな、ということは伝わってくる。自分たちのペースでゆっくり活動して、また北海道に来てください。


話は少し変わって、いま振り返ると自分の大学時代、ゼロ年代初頭は1つの時代の変わり目だったんじゃないだろうか。

ブランキー、ミッシェル、イエモンなどの巨大ロックバンドが活動を止め、アジカンエルレバンプ、ゴイステ、10-FEETなどのロックバンドがデビュー、活躍し始めた。今度レジーさんが「夏フェス革命」という本を出すが、これらのバンドは現在まで続く「ロックフェスの時代」を牽引するバンドたちだ。


あの頃は大学部活の同期たちで競うようにロックバンドを発掘しオススメしあっていた。僕らは相当耳が早かったと思う。前述したバンドたちは全てインディーズのデビューアルバムからチェックして夢中になって聴いていた。いまだに音楽に夢中になってこんな話をしてるのは僕だけになってしまったけれど。


だからこの頃ハマってライブに行っていたバンドとの再会だとすごい感慨深くなるだろう。

そう、あのバンドが帰ってくるのを僕は待っている。待ち続けていればきっと帰ってくる、生きてさえいれば。それは来年かもしれない。生きててよかったと思える日があの人の元にも来ますように。