The Future Circle

Akinoriderのブログ。主に音楽・映画・本など、サブカルチャー/カルチャーについての感想。

今年のカルチャー感想まとめ(音楽編)

  • 音源編

今年はあんまりちゃんと音楽聴けなかったな…
僭越ながら完全好みで採点させていただきます
ちなみに採点基準はコレで

10点 何年かに1枚の歴史的名盤。
9.0点 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!年間ベストアルバム級。
8.0点 もの凄く良い。年間ベスト10級。
7.0点 買って満足。良盤。
6.0点 けっこう良いよ。まぁお奨め出来る。
5.0点 普通。
4.0点 悪いとこが目立ち気味。
3.0点 駄作。失敗作。
2.0点 窓からポイしちゃいたい。年間ワースト10級。
1.0点 オワタ\(^o^)/ 年間ワーストアルバム級。
0点 何年かに1枚の歴史的迷盤。

参考に去年は

EGO-WRAPPIN' AND GOSSIP OF JAXX
相対性理論「ハイファイ新書」
曽我部恵一BAND「ハピネス!」
□□□「everyday is a synphony」
の順に8点以上を付けました。


  • 聴いたCD

神聖かまってちゃん「友達を殺してまで」8.5
サカナクション「kikkUUiki」6.0
bedside yoshino「bedsise yoshino#4」6.5
suzumoku「素晴らしい世界」6.5
東京事変「スポーツ」5.0
相対性理論シンクロニシティーン」8.0
タテタカコ「Harkitek or ta ayoro」4.0
さかいゆう「Yes!!」7.0
ASIAN KUNG-FU GENERATION「マジックディスク」8.0
七尾旅人「billion voices」8.0
iLL「∀」5.0
LCD Soundsystem「This is happening」採点不能
MGMT「Congratulations」採点不能
くるり「言葉にならない 笑顔を見せてくれよ」7.5
The Mirraz「TOP OF THE FUCK'N WORLD」8.5
Hurts「Happiness」6.5
Jamaica「No Problem」採点不能
EGO-WRAPPIN'「ないものねだりのデッドヒート」採点不能
Underworld「Barking」採点不能
モーモールルギャバン「クロなら結構です」7.5
andymori「ファンファーレと熱狂」8.5
V.A.「モテキ的音楽のススメ」8.5
RHYMESTERマニフェスト」採点不能


採点不能ってのは聴きこんで無いためという意味で…


で、この中から2010年のベストディスクということで8.5以上を付けた3枚をピックアップしました。
図らずもみんなニューカマーということで面白い。


1、andymori「ファンファーレと熱狂」

色々迷ったんですが、これが僕の今年のベストディスクです。
年末に聴き逃してたのをレンタルして聴いたんですが、アルバム全体通しての出来が凄く良く感じた。
このバンドもまだ若いんですが、小山田壮平くんの作詞センスがとにかく凄い!と思う。
はっきり言って意味は分からないんですがwこのアルバムでは
「エコバックのアバディーンアンガス」「トランジットインタイランド」「サワディークラップュアハンズ」「オレンジトレイン」「ひまわり畑の調子はどうだい」「ポリネシアでスコール」「人身事故」「ケアンズの空の下ベニスの空の下所沢の空の下」「ナツメグ」「バグダットのボディーカウント」など、アジアや中東を含めた世界中の景色、それはとても色彩感覚に飛んでいる情景を僕の脳内に沢山飛び散らせた。1曲目、1984年の東京からスタートして時間や場所を飛んで行く世界時間旅行をしてるみたいだった。
ダニー・ボイルの映画を観てるみたいだったな。
この3枚の中で一番広い世界観を提示させ、無限の可能性、希望があるキラキラとしたアルバムだったと思います。



2、神聖かまってちゃん「友達を殺してまで」

今年一番世間を騒がせたアーティストとだったんじゃないでしょうか。
衝撃度や面白さでいったらNo.1でしょう。
そして、ここまで好き嫌いがはっきりするアーティストはいないんじゃないか。少なくとも僕の周りにはハマってる人か大嫌いという人しかいない。
僕が思うこのアーティストの良さは、
ポップなとこ
です。勿論面ニコ動などを使ったネット主体の新しいパフォーマンスはとっても面白いし、何かと楽曲以外で注目されてしまうアーティストですが、
どんなにネガティブなものを発してるように見えても、常に曲がポップで、聴き手に対しては開かれてるように思えるんが、彼らの一番の良さだと、僕は思います。


3、The Mirraz「TOP OF THE FUCK'N WORLD」

彼らは、デビュー当初はその曲に注目が集まっていたと思います。
アークティック・モンキーズのパクリを公言し、ビースティボーイズの引用や、その他多くの洋楽からの影響をモロに感じさせる挑戦的な曲作りが印象に残っていました。
今作はどちらかというと、そういう部分は大人しくなり、代わりに歌詞が魅力的に映ります。
「ハッピーアイスクリーム」や「君の料理」という曲に顕著な早口で大量の歌詞を乗りこなしていくやり方はRADWIMPSにも通じる部分があって、実際本人達も意識したそうです。*1
ただ、RADに比べて、曲も詩の内容もヤンチャで面白い。RADを聴くくらいならミイラズ聴いた方がカッコいいと思うよ。って中高生にはいいたくなりますねw


あと、残念ながら聴きたいけど聴いてないのが
クラムボン「2010」
The Morning Benders「BIG ECHO
vampire weekend 「contra」

*1:bounce No.324より