The Future Circle

Akinoriderのブログ。主に音楽・映画・本など、サブカルチャー/カルチャーについての感想。

名付け

この度5月4日に我が家の第2子が誕生致しました。
元気な男の子です。

んで、お七夜になる5月10日に命名式をしました。
僕たちは彼に


未來


という名を付けました。




子供の名前を考えるのは大変です。
今回も相当悩みました。候補はもちろん用意してましたが、お姉ちゃんの時のように生まれた日の出来事が影響を与える事もありますし。


お姉ちゃんの名前は



ですが、この名前は妻の出産時のあるエピソードにインスパイアされたものです。
その時のmixiの日記を転載します。


今日、妻の出産&娘の誕生という人生に於いて中々無い瞬間に立ち会ったんですが

リラックスの為にiPodとスピーカーを持ち込んで

出産用のプレイリストを作り、ランダムでかけておりました。

プレイリストの中身は
くるりや椎名林檎などの静かめな曲、The Beatlesが沢山。
そして、小沢健二をいっぱい。

子宮口が全開になり、いきみ始めた頃に
僕のiPodがかけた曲がこの曲だったのです。

小沢健二天使たちのシーン

まさにその光景は天使たちのシーンだったのです

この曲が流れる中、妻は娘を産み落としました。

妻も苦しみの中、この曲に気付いていました。
終わった後、先生も、助産士さんも反応していました
「俺らの世代だよな」って。
助産士さんはライブを観たこともあったそうです。

いま、この曲にまつわる名前をつけようかと考えています。

本日、市役所に出生届を提出してきました。
我が子の名前は

環(たまき)

に決めました。

前の日記に書いた様に
小沢健二の「天使たちのシーン」からインスピレーションを得て
姓名判断も良かったこの名前にしました。

それにしても悩んだなあ…

この世界は沢山の、様々な「環」で出来ていると思います。
親子の環、仲間の環、生物の環。世代や場所、種族さえも超えて、様々な環が繋がっています。
その環は「生」と「死」、表裏一体の環です。
どうか、そのかけがえの無い環の一部分になって、その幸せを感じ、大切にして欲しいなと思います。


お姉ちゃんの「環」という名前にはこういうエピソードがありました。
なので、今回もiPodの神様に決めてもらおうかという期待もありつつw




あと、画数に関して。


僕ら夫婦は画数は実はほとんど気にしてません。というか僕は信じてねえしw
しかし、子供たちの名前は姓名判断で悪かったものは候補から排除して、良いものを付けました。
どういう事情かと言うと、僕のオヤジが

「画数は大事にしなさい」

と言ったからです。


正直、この発言があった時点で、僕らは画数を重要視しなければならなくなったと思います。
僕らが幾ら気にしていなくても、周りの人間が「気にする」という事を口にした時点で、それは重要な事になるのです。


結局、生まれてくる子も僕らも、周りのひととの関係の中で生きているので、それをわざわざ蔑ろにすることはすべきではないのです。
姓名判断の結果が大事なのでなく、それを大事に思う人がいるから、それを大事にするという話です。


まあ、僕の子供たちがもし名付けをする立場になったら、僕は何も言わないと思いますが…。




画数の問題もあって、これといった名前を決められずにいたんですが、ただ一つ決めていた事がありました。
それは、


前向きさを感じさせる名前にしよう


ということです。
去年までの僕ならこんなことは考えなかったと思います。
例えば、希望の「希」という漢字なんて、格好悪くて使わねーし、とか思ってたのが(すいません)正反対に変わった。
3.11を境にして。


今年生まれた子供たちは、自分の生まれた年を強く意識して生きる事になると思う。
これからの子供たち、この大変な国で生きていかなければならない。
こんな僕だけど、名前にそういう気持ちをこめようという気持ちに変わってしまったんです。




5月3日は朝から、嫁が「今日生まれるかも」と言ってました。
そして、夕方帰ってきて「まだ陣痛は来てないけど近いと思う」と。
この日はFISHMANSの復活USTがある日でした。

お腹を気にしながらも、娘も一緒に3人でUst観てました。
素晴らしい音楽を聴きながら、胎動してたみたいです。
最後の最高の胎教になったと思っていました。


陣痛が来たのは日が変わる直前でした。
今回は誘発剤を使わずに、9時30分、無事誕生しました。


さて、今回のお産中にはiPodの神様は降臨しませんでしたw
生まれたときは確かアリシア・キースの「No One」がかかっていたと思います。
でも二人ともピンと来なかったのでまた悩んでしまって…。




悩みに悩みましたが、音楽にまつわる名前を2人で模索してるうちに、昨日のFISHMANSのUstにちなんだ名前にしようかという話になりました。
そこで思いついたのが、今回のFISHMANS+名義での復活のキーになる曲であり、公演名でもあった「A PIECE OF FUTURE」という曲から「未来」という言葉でした。


その時点ではピンと来なくて、女の子みたいな名前だし、でも字面を調べてみたら「未來」もあって、ああ森山未來じゃないか!と思い、森山未來好きだし、そして画数調べると最高だったのです。


それでも、決める事までは至らず、他2つの候補と悩みに悩んで、結局夫婦二人で話し合って、お七夜の当日に決めました。




彼の未来にはどんな未来が待っているのか。
そして、彼らの未来を作るのは僕たちの世代。
彼の未来も、「未來」も護っていかなくては。



A PIECE OF FUTURE

a piece of future

a piece of future a piece of future

テーブルの向こう側で座っていた君は
僕のたったひとつだけの未来のカケラ

a piece of future a piece of future

future

future